スマートフォン向けゲーム
『妖怪ウォッチぷにぷに』より
クロスエンマをモデリングしました。
●このキャラクターを選んだ理由について
男性キャラにもチャレンジしてみたかったというのが制作のきっかけですが、
このキャラクターはシリーズの10周年記念としてゲームに実装され、周年に相応しいビジュアルや、
実装時点でスキルが唯一無二で強かったことなどもあり、非常に思い入れがありました。
造形を作る視点で見ることがあまりなかったので、制作を通してこのキャラクターをもっと理解したいと思い、
またこのキャラクターの持つ魅力を少しでも伝わるように表現してみたいと考えたからです。
●モデルについて
・衣装や髪型などの構造を理解するために数回三面図に起こしました。
・ポーズはゲーム内のモーションを参考に制作しました。
・衣装などは柄を見せるため、テクスチャにはっきりと描き込みました。
・TexToolsを使い、AOベイクしたテクスチャを調整してからベースカラーと重ねることで、モデルの陰影を表現しました。
・口のアウトラインはUVを分けて塗ることで滲まないようにしました。
・造形がある程度出来てからも、とにかく資料を見て調整を重ねました。
・感情表現が控えめなキャラクターなので、それに順じたモーフを制作しました。
・睫毛を眉の下に仕込むことで、特徴的な目元を表現しています。
●上手くいった点
・武器のテクスチャでは炎のオーラ部分のグラデーションを上手く入れることが出来ました。
・オブジェクトコンストレイントを使い武器を持たせました。
・動いてほしい部分にはしっかりボーンを入れられたので表現の幅が広がりました。
・髪型は今まで作ったことがないタイプだったので造形からしてとても難しかったのですが、
ベースを置きシルエットを作ってから徐々に作りこむことでなんとか形になりました。
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